遺伝子組み換えの恐怖

2012年10月18日 17時18分 | カテゴリー: 活動報告

 私たちの生活のなかには、実に多くの遺伝組み換え食品が存在します。
義務表示の対象となっている品目は、農作物8種(アルファルファ、大豆、トウモロコシ、馬鈴薯、ナタネ、綿実、てんさい、パパイヤ)と加工品の33食品(農作物8種を原材料とした加工品)です。(2012年4月現在)

 ご存じのように、表示義務については「含有量の多い3番目までで、重量比5%以上の場合のみ表示」。しかし「途中で分解されれば表示義務なし」です。ゆえに、大豆やトウモロコシは5%の混入があっても「遺伝子組み換えでない」と表示ができること等、問題点が指摘されています。

この表示では遺伝子組み換えかどうかは判断できない

さて、私たちは、このような遺伝子組み換え食品を、知らないうちに買ってしまっているケースがほとんど。遺伝子組み換え食品は避けたいと思っていても、確かめる術を持たなければ、スーパーで選別することは不可能なのです。加工品となってしまえば、なおのこと。生活クラブ生協や信頼のおける自然食品店で購入するしかありません。

ところが、それさえも脅かされる状況が起こっているのです。

「遺伝子組み換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の保護に関する法律(生物の多様性に関する条約カルタヘナ議定書にもとづく法律)」の手続きの緩さによって、私たちが知らないうちに国土が蝕まれています。隔離圃場での栽培です。

その「第一種規定」の手続きが、こちら。http://www.bch.biodic.go.jp/download/law/1Use_application_flowchart.pdf

現在、農水省は、以下の3点についてパブリックコメントを募集しています。(2012.9/27~10/26)

① 除草剤グリホサート及びイソキサフルトール耐性ダイズ(申請者:バイエルクロップサイエンス株式会社)
② 除草剤グルホシネート耐性ダイズ(申請者:同上)
③ 除草剤ジカンバ耐性ダイズ(申請者:日本モンサント株式会社)
① ②については、隔離圃場での栽培等、③については食用、飼料に使用、また栽培、加工、保管、運搬、廃棄などが、主な申請内容です。

隔離圃場は、フェンスを設置し、播種期及び収穫期には栽培実験区画を覆うように防鳥網をめぐらすとのことだが、野鳥による遺伝子組み換え種子の拡散は防止可能でも、花粉を運ぶ虫までは防げません。だとすれば、試験的であろうと遺伝子組み換えの拡散を防ぐことは不可能に近いでしょう。(ちなみに①②の圃場は茨城県筑西市)

  私が、はじめて遺伝子組み換え試験圃場を見に行ったのは、2004年4月のことでした。西東京市に東大農場があり、形質転換ジャガイモの模擬的環境試験を行うとの情報に、周辺住民とともに説明会に参加しました。参加者から問題点や疑念の声があがり、その年の試験は見合わされました。

あれから時は流れ、日本ではカルタヘナ法による承認は緩くなる一方です。

スイスでは、2013年まで、遺伝子組み換え作物の栽培と使用が凍結されている。(期限をさらに4年延長すると見込まれている)スイスだけでなく、多くのEU諸国は遺伝子組み換えに懐疑的です。(原発といい遺伝子組み換えといい、日本は全く危機感が薄い!)

 遺伝子組み換え作物を食べ続けた結果どうなるのか、私たちは人体実験をされているも同然です。アレルギーや癌、催奇形性、不妊、さまざまな可能性が指摘されています。それが現れるのは、5年後か100年後になるのかわかりません。すでに手遅れかもしれません。しかし、耐性ができれば、より強い“薬漬け”に走るしかなくなるのです。

有識者による審査を終了し、(パブコメがどうあろうと)今回もこれまで同様、承認する方向です。

だからと言って、私たち母親が、国民が、黙っていてはいけないと考えます。

パブコメは以下のページから、どうぞ!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=550001611&Mode=0