“グリッドパリティ”な社会へ

2012年5月14日 16時07分 | カテゴリー: 活動報告

原子力発電と訣別のチャンスに!

いわき市でも、ほとんどの地域で田植えが終わりました。
いわき市でも、ほとんどの地域で田植えが終わりました。
 大飯原発再稼働に向けては、近隣自治体の理解を得ることがひじょうに厳しい状況にあり、政府は(あるいは電力会社サイドとしては、というべきか)、原子力行政は苦境に立たされたなぁ、と私は内心ほくそ笑んでいました。しかし、その一方で、5/9(水)枝野経済産業相は、閣僚会合で、福島第一原発事故の責任者である東京電力を公的資金で救済すべく「総合特別事業計画」で認定(6月には1兆円公的資本投入で国有化)しました。ご存じのように、この事業計画には、事業収益改善のために2013年4月から、柏崎刈羽原発を再稼働させることが明記されています。福島第一原発の事故から1年2ヶ月。いまだ終息にはほど遠い状況であるにもかかわらず、このように厚顔無恥な計画を上げてくるとは、その神経を疑います。
 すでに原子力発電の時代は終わりなのです。「北斗の拳」ではありませんが「原発、お前はすでに死んでいる!」と言ってやりたいくらいです。

 マスコミでは連日、この夏の電力不足を喧伝していますが、果たしてそうでしょうか?発電もしていないのに、高速増殖原子炉もんじゅは、その維持だけで8550万キロワット/h(年間で)を浪費。これは、家庭の消費電力 年2万4000世帯分にあたるとの報道がありました。(東京新聞4/30)

「グリッドパリティ」という言葉をお聞きになったことがありますか?田中優さんによれば、自分で発電した電気(太陽光発電など)が送電線(グリッド)からの電気料金に並ぶ(等価になる)ことを「グリッドパリティ」というのだそうですが、これが実現されたとのこと。(どの時点に、誰を対象にということでは、定義が若干異なりますが、例えばNEDO(日本)では、家庭用電力並み(23円/kWh)になるのを第一段階グリッドパリティとしています)格安で、太陽光パネルを設置できるシステムも開発され、電気を自給し、数年後にはバッテリーも安くなり、さらに省エネタイプの家電に替えることで、効果アップ。銀行の金利より、いま太陽光発電に投資するほうが得だとなれば、皆そちらへ流れるでしょう。これまで電力会社が利益の9割以上を家庭に上乗せされてきたことを考えれば、そのツケが回ってきたのだとも言えます。

 私が、はじめて太陽光発電を議会で提案したのが2006年12月議会のこと。あれから6年です。これから先は、私たちが考えている以上のスピードで、エネルギーシフトが進むはずです。しかし、市民ひとりひとりが冷静な視点で判断しなければ、今以上の取り返しのつかない環境破壊が待っているだけなのです。