東日本大震災から1年が過ぎて(その1)

2012年3月28日 14時23分 | カテゴリー: 活動報告

視察団を案内してわかったこと

東日本大震災の写真展会場(小名浜)にて
東日本大震災の写真展会場(小名浜)にて
 3/22(木)〜23(金)、NPOなど複数の団体の方々が、いわき市を視察に訪れ、私はご案内の役を務めました。
…と言っても、私はこちらに来て1年足らず。知らない土地がまだまだ多いので、なこそ復興プロジェクトの皆さんに、ご協力いただきました。
 
 いわき市は、面積1231.35km。8.15kmの国立市の151倍の広さがあります。今回は、南部の地域を中心に津波被害の地域や原発のある双葉町から避難してきた方々が生活する仮設住宅などを視察しました。

 「なこそ復興プロジェクト」とは、震災直後、行政の対応を待ってはいられない!と自ら地域のために、行動を起こした市民団体です。代表の舘 敬さんは、この植田・勿来地域で「なこそ復興プロジェクト」を立ち上げる10年以上前から、市民活動を続けてきた方です。私が、国立にいた頃、偶然にも国立の市民団体とも交流があり、震災後はもちろん、国立の皆さんからも多くのご支援をいただきました。発災後3/26には、災害ボランティアセンター設立をさせ、活動を開始しました。NGOシャプラニール、宇部市、茨城県NPOコモンズなど、全国からボランティアの方々が集まりました。横のパイプを駆使し、ボランティアの方々を、地域の必要なところに必要な人をマッチングする重要な役割を果たしました。
 被災地は、どこもそうですが、千人いれば千人分のドラマがあります。行政がゆき届かない部分は、核となる地域の市民がどれだけいるのか、それが復旧・復興に力を与えます。

 現在、津波による被災地域の復興に向けて、新たな道路づくりや地区計画などの話し合いが始まっています。夜、被災地区の区長さんに対し、メンバーは、ていねいなヒアリングを続けていますが、こうした取り組みによって、行政主導のまちづくりではなく、市民ひとりひとりが声を出し、賢く関わるまちづくりへと変わっていくのです。メンバーが、被災地域の皆さんに、知り得る限りのサジェスチョンをすることによって、合意形成の一助となります。しかし、決して行政におもねることなく、常に市民の立場で活動する彼らの姿に、市民活動の理想の姿を確認することができました。

*その2(つづき)は、近日中にアップします。