まちづくりのセンスを考える

2010年10月30日 22時37分 | カテゴリー: 活動報告

水戸岡鋭治さんの講演会に参加して

 立川市錦町にある東京都多摩教育センターには都立多摩図書館がありますが、昨年5月に「東京マガジンバンク」が開設されました。2010年は国民読書年ということもあり「東京マガジンバンク」主催で、10/24(日)、水戸岡鋭治さんの講演会があり、参加しました。
 水戸岡さんは鉄道デザイナーですが、私は特に鉄道マニアというわけではなくて、デザイナーとしての水戸岡さんに関心があり、機会があれば是非、お話を伺いたいと思っていたので、今回のイベント情報を下さった重松議員には心から感謝!です。(競争率2.8倍の参加希望者があったことからも、どんなに人気が高いかがわかります)生活者ネットの他の議員からは、たぶん私も重松さんも「オタク(!)」だと思われているかもしれません…(笑)。
 さて、水戸岡鋭治さんの情報については以前にもHP(バックナンバー2009.11.6)に書きましたので、ご覧いただければと思います。

 今回の講演のテーマは「デザインは公共のために」でした。主にJR九州との仕事が多く、鉄道車両だけでなく駅のデザインも多く手掛けています。この日、配布されたカラーパンフレットもJR九州のもので、私の目を釘付けにしたのは
「出会いと感動を創造 人々の記憶に残るオンリーワンの駅」
というフレーズでした。
 パワーポイントを使い、豊富な事例を見せながら、「利用者の立場に立つ。JRの立場には立たない」「これまでの稼ぎ仕事では、地域がほったらかし。環境のことを考えてこなかった」「笑顔が生まれるデザインを」などなど、水戸岡節炸裂(!)に、ますます魅了された時間でした。

 質問の時間に、会場からは多くの手が上がりましたが、私は、運よく指名していただけたので、直接お話しすることができました。「現在、三鷹〜立川間の高架事業をしているところだが、JR東日本では、どの駅も同じような顔になってしまう傾向にあるがどうか」との問いかけに、水戸岡さんは「JR東日本の段階は、そこまで行ってない。まず、揃えるところからはじまって、個性はその次にくる。JR九州は、自分のものにしない。(駅は)みんなのものと考える。手間暇かける(だから、一緒に仕事ができた)」と答えて下さいました。
 まさに、この日のテーマ「デザインは公共のために」のお答えでした。多くの人の声を聞くこと。その先に水戸岡さんの言う「公共のデザインは好みを越え、上品で美しく楽しく」実現していくものなのでしょう。
 まちづくりも同様です。多くの人と語りあい理解しあうことが大事だと、あらためて実感した1日でした。