公共下水道流下貯留管の視察記

2010年10月25日 21時26分 | カテゴリー: 活動報告

合流式下水道改善の意味の市民周知を

 去る10/15(金)、建設環境委員会では、現在、工事中の公共下水道流下貯留管築造工事の視察をしました。
 
 この工事は、合流式下水道により多摩川を経由し東京湾へ流れ込む処理水の夾雑物(きょうざつぶつ=混入する不純物)を除去し水質改善をすることを目的としたものです。(2010年7/16HPバックナンバー参照)
 国立南部7処理分区とよばれる部分(おおまかに、東は府中境から西、大学通りの東側、江戸街道の南側、甲州街道あたりまで。一部その南の南部中継ポンプ場あたりまで)を2つに分け、そのほぼ北側部分の排水を、7小の北側から市役所の東側まで流下貯留管(バイパス)を設置し、北多摩2号水再生センター(処理場)にいくようにするものです。
 2009年秋にシールドマシン(円筒状の掘削機)を地中に投入し、現在、2次覆工(トンネルの周囲を固めること)をしているところだそうです。工事は、2010年度中に終了予定で、現在、残り80mという進捗状況です。

 視察では、まず、市役所東側の立坑を上から覗き込みました。東から流下貯留管が接続管(これが北多摩2号幹線につながる)へつながる部分です。
次に、7小の西側にある防音壁に囲まれた発進立坑まで地上移動し、詰め所で簡単な説明を受けた後、ヘルメットをかぶって、地中深く鉄製の階段を下りていくと、巨大なトンネルが、現れました。(写真参照)
 南部中継ポンプ場の処理能力は1時間あたり50mm程度ですが、ゲリラ豪雨では120mm位、降ってしまうのだそうです。今回、台風によって奄美大島では大きな被害が出ましたが、どこにあっても環境を考えれば、私たち自身の排する下水を、なるべくひどく汚さないようにする配慮が必要です。下水道や水再生センターなどに係る負担は、結果、市民の下水道料金に跳ね返るものです。
 皆さんは、合成洗剤を使っていませんか?台所の下水はディスポーザーになっていませんか?揚げ物に使った油を、そのまま流してはいませんか?ちょっとした配慮が、環境を大きく左右します。市民だけでなく、当然、市内の飲食店にも、やたらに油の多い料理を出して汚れた排水を安易に出し下水が悪臭を放ち、水再生センターに負荷をかけたりしないよう、配慮を促す必要があります。
国や東京都の補助や地方債を含むとはいえ、今年度までの3ヶ年でおよそ7億もの貴重な税が投入される事業だったのですから、私たちひとり一人も下水にもっと関心を払わねばならないのではないでしょうか。