人体への影響が危ぶまれる携帯基地局建設

2010年9月10日 15時22分 | カテゴリー: 活動報告

9月議会の一般質問からPartⅠ

 記録更新の続く酷暑も、台風一過で幾分秋めいた気がします。人類が傲慢の限りを尽くした、その「悪行」への警鐘だったのではないかと思うほどでした。
 そんな中、第3回定例会(9月議会)はスタートしました。
 今回の一般質問では、6月議会で可決した「国立市次世代に引き継ぐ環境基本条例」に基づく具体的な施策について取り上げました。

条例の第8条の基本的施策には、「公害の防止及び騒音、臭気その他の生活型公害の対策に関すること」や「人体に及ぼす影響が新たに指摘されている環境問題に対する適正な情報の収集と提供に関すること」の定めがあり、行政は、市民が健康で安全に暮らせるようにするための施策を講ずる役目があります。
 富士見台3丁目に建設予定のKDDI携帯基地局建設問題では、基地局建設推進派議員からの働きかけ等もあり、2009年4月に開発等指導要綱の「説明会の範囲」を「高さの2倍」に限定してしまいました。

KDDIが配布したパンフレットには「将来の追加工事の可能性」を示唆していますが、それは『いったん建ててしまえば、その先、事業者サイドの都合で、その強さなどの変更については、住民は知らされる機会もなければ、抗いようもない』ということを示しています。
また、パンフレットには「KDDIは、誠意を持って対処いたします」とも書いてありますが、去る8/7開催の説明会におけるKDDIの対応は、とても誠意ある対応とは言い難いもの(住民意思はどうであれ、11月に工事着工というもの)でした。疫学調査については「人体に影響がない」というものだけを都合よく採用したり「因果関係が認められれば、対応する」と言ってみたり。「どうせ、因果関係など、自分たちの時代には証明されるわけがない」とタカをくくっているのでしょうか。

KDDIの4〜6月期の純利益は、前年同期比で17%減。CMでは環境に配慮した取り組みをしているというようなPRをし、好感度をアップさせようとしているようですが、地域において、基地局建設の不誠実な対応は、企業イメージを大きく損ねるものです。行政は、こうした対応しかできないような事業者に対し、もっと誠意ある対応をすべき、というアドバイスをすべきでしょう。
「携帯電話の利便性の恩恵を受けながら、基地局建設反対は、おかしいのではないか」という論を張る方もいますが、携帯など使うこともない子どももいます。一番影響を受けるのは胎児であることを考えれば、妊産婦への配慮も必要です。本当に安全だと言うのなら、500mだろうが1kmだろうが、説明すべきです。
過去、携帯基地局建設においては、市長名で「要請文」を出していることもあることから、今回もこれを出すよう要望し、また「いわき市携帯電話基地局等の建設に係る紛争防止に関する要綱」のように、携帯基地局だけに特化した要綱を持つこと、いずれ、それを条例化することを提案しました。