立川1,4-ジオキサン問題への対策を要望

2010年8月27日 18時16分 | カテゴリー: 活動報告

多摩地域の水道水源を安全なものに!

 多摩地域の市民、行政職員、議員で組織する「多摩の地下水を守る会」では、去る8/23(月)、立川市における1,4-ジオキサン問題の件で、多摩水道対策本部にヒアリングに行きました。
 地元立川選出の民主党の酒井都議と、国立・国分寺選出の生活者ネットの山内都議にも同行をしていただきました。
 2010年7/16の調査で、立川市の西砂2号水源(220mの深井戸)から、0.03mg/ℓを超える1,4-ジオキサンが検出されました。東京都水道局は、2008年4月にTOKYO高品質プログラム(水安全計画)を策定し、独自の管理基準を0.02mg/ℓと定めました。これは、WHOの基準より更に厳しいものです。この地域では、2009年にも基準を超える検出があったことから、年4回の調査を月1回に増やし、推移を見守っていましたが、2010年、6月、7月と連続で管理基準を超えたために、揚水停止とし、小作浄水所からの水に切り替えて供給しています。
 立川市で初めて、1,4-ジオキサンが水源井戸から検出されたのは、2002年のことでした。このときに揚水停止になった水源井戸は、今も停止のままです。今回の停止の井戸と合わせると4ヶ所になります。2003年にようやく、水道水の水質基準の項目に1,4-ジオキサンが追加され、2009年には、公共水域と地下水の水質の環境基準項目にも追加されました。(基準値0.05mg/ℓ)
 しかし、先に書いたように、東京都はさらに厳しい独自基準を設けたのです。素人目には、基準はより厳しいほうが良いように思われますが、厳しくした本当の目的は、別のところにあるのではないか(八ッ場ダム推進のため、地下水を切り捨てて行く方向にするためではないか?)と、私たちは疑ってしまうのです。問題は地下水の汲み上げを止めてしまったことにより、汚染が拡大することです。1,4-ジオキサンは「ばっ気」では処理できず「ナノ膜処理」にしなければならないため、費用がかかり過ぎることを理由に東京都は揚水停止の判断をしましたが、現在では研究が進み、これを手がける業者も増えてきました。
 水道一元化になったことで、身近な地下水の情報が遅れたり、適切な対応がなされなくなることを、懸念します。
多摩の地下水を守る会では、汚染拡大を防ぐために地下水を汲み上げて処理すること、立川市・東京都(環境局・水道局)が協力し対策を講じること、原因の究明に全力をあげることなどを、要望しました。