環境の未来「ヤクルト本社中央研究所」

2010年5月22日 10時07分 | カテゴリー: 活動報告

谷保に建つ理想的企業

 知らぬ間に、季節は梅雨へと移りつつあります。
眩しい日差しの日があるかと思えば、湿気の多い気温が高い日が続いたり。私たちは、なんと多彩な季節を体験できる国に暮らしているのだろう!と、あらためて感じている今日この頃です。
 そんな気まぐれな天候の昼下がり、ヤクルト本社中央研究所の見学をさせていただきました。

 1930年に乳酸菌シロタ株を発見した代田稔博士が、ヤクルトを創業してから75年になるそうですが、国立市にヤクルト研究所が、京都から移設されたのは、1967年のことでした。
「自然との調和し安心を基本に」2006年から増築改築がすすめられてきましたが、2010年3月に「食品研究棟」「安全性試験棟」「エネルギー棟」が完成しました。
 私たちは、主に、ガラス張りで開放感のある「食品研究棟」を見せていただきましたが、まさに理想的な企業です。食品成分分析の部屋は陽圧に、クリーンルームは陰圧に自動制御されています。また、「エネルギー棟」は「高効率ターボ冷凍機」「空冷ヒートポンプチラ—」「1000㎥縦型蓄熱槽」を組み合わせ、CO2の排出量を削減するなど、最先端の技術を駆使した建築物となっています。

 環境面では、ハケ(崖線)を守るために、日差しを遮らないようセットバックされています。屋上緑化は、芝生とウッドデッキが配され、エゴノキなどが植樹されていましたが、なんと土は(農作物さえも収穫可能なほど!)1mも入っており、それだけの荷重にも耐えられる構造になっているとのことでした。また、構内の道路は雨水浸透舗装がされており、太陽光パネルも設置されていました。
 地震にも耐え得るよう免震構造になっているということで、今回は特別に地下室も見せていただきました。建築雑誌で見ることはあっても、実物を見るのは初めてでしたので、たいへん興味深いものでした。

 谷保の田園風景にたたずむ理想的な企業は、これからも、市民に愛される調和のとれたまちづくりを担っていって下さることを期待しています。
 ご案内くださった関係者の皆さま、ありがとうございました。