2010年度予算案可決①

2010年3月27日 01時12分 | カテゴリー: 活動報告

生活者ネット会派代表討論より

 3/24に終了した3月議会において、2010年度予算が可決されました。
生活者ネットは賛成しました。(予算特別委員会の経過については、バックナンバー3/12号を参照)
2週にわたり、生活者ネットの会派代表討論を、以下に掲載します。

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 生活者ネットを代表して、2010年度一般会計及び各特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。
 リーマンショックを引き金に世界規模の不況へと突入し、企業収益の減が、そのまま賃金低下や雇用不安へと拡大したため、自治体では税収減のみならず扶助費の増へと、まるでドミノ倒しのように、その影響はとどまるところがありません。
 
 先日、政府は、政権交代以降、デノミネーションを検討してきたが、景気対策への効果が不透明なことから、立ち消えになったとの報道がありました。果たして、どんな施策が、ドミノ倒しの「ストッパー」となり得るのか、それは、名実ともに「地方主権」を実現させること、これに加えて、自治体自らの生き残り策として、財政運営に「これまでとは違った視点で切りこんでいく勇気」が求められる時代に入ったと考えています。

 さて、国立市の2010年度予算編成においては、行政評価に基づき、成果の向上あるいは維持、コストの増加、維持、あるいは削減、という5つ視点で分類をし、「総コストを増加させ成果の向上を目指す施策」を「重点施策」としています。
 経常収支比率が103.6%という数字は、財政運営上の自由度が低く、たいへん厳しい状況ではありますが、そのような状況下にあっても、市民生活における優先順位を考えた予算組みであると考えます。
 
 特に、弱者への視点をそらさぬ施策として「セーフティネット対策事業」は、高く評価できますし、また、防災対策としての耐震補強事業等については、政権交代により「子ども手当」分のしわ寄せから、国の補助が危ぶまれましたが、2月に発表された「地域活性化・公共投資臨時交付金」を「公共施設整備基金」へと積み立てることで、耐震工事の予算組みができたことに対し、市民から「ホッとした」との声が届いています。
 
 財政の厳しい中においても、その地域ごとにふさわしいまちづくり、都市基盤整備は、欠かすことができません。なぜなら、「いま」だけのことを考えて、市民生活をデザインするのではなく、長期的視野に立った行政経営が必要だからです。
特に、国立駅周辺まちづくりにおいては、基本設計・実施設計の策定にあたり、広く市民に内容が理解されるよう努め、ともに議論しながらすすめていくことを要望します。
 
 また、環境の視点からもまちの活性化からも、都市農業とどう向き合っていくのかが、今後の大きな課題です。今回の「重点施策」に「都市農業の推進」が、掲げられたことに対し、大きな期待を寄せるものです。

 まず、国立市の今後の財政運営を考える上で、健全化の方策をどう舵取りしていくのか、市民の耳目を集めるところでしょう。課題山積のなかで、ステークホルダーの声だけで、その方向づけをされることの危うさも、市民には周知する必要があります。現状と課題について、正しい情報を伝えていくためには、市報やHPのみに頼ることなく、ぜひ、市長ご自身がまちに出て、市民に説明をする機会を、数多く持っていただきたいと考えます。
(次号へ続く)