地域ぐるみの障がい者就業支援をお手本に

2010年2月5日 14時38分 | カテゴリー: 活動報告

「日野市障害者就業支援セミナー」に参加して

 「今年は、桜の開花が早い」という報道が、信じられないほどの冷え込みが続いています。
 皆さま、体調を崩してはいませんか?
 さて、私は、1/29(金)「日野市障害者就業支援セミナー」に参加しました。これは、日野市商工会シナジースキーム事業ものづくり支援HINOの一環で、今年度が最終年度でした。主催は、実行委員会形式で、日野市・日野市商工会・日野市社会福祉協議会・八王子公共職業安定所・東京都障害者職業センター多摩支所・日野わーくわーく・東京都立七生特別支援学校・日野市障害者生活就労支援センターが名を連ねた大々的なイベントでした。
 働く障がいのある方への生活支援「ケアホーム・もぐさ」の取り組みでは、障がい者自らが、パネリストとして登壇し、日常の仕事ぶりや、ガイドヘルパーを使って余暇を楽しむ様子など、生き生きと報告されていました。また、雇う側である企業の報告では、日野市内のスーパー「いなげや」の取り組みが紹介され、厚労省のモデル事業としてスタートしたことが、今では、すべての店長副支店長がサービス介助士の有資格者となり、その数は約400名にもなり、障がい者は128名も働いているとのことでした。
 今回の参加で、印象的だったのは、商工会の役割です。ものづくり企業へ大規模なヒアリングを実施し、データベースを作成し、障害者就業支援セミナーの運営準備会議から「日野市障害者就業支援連絡会」へと機能を拡大し、情報交換だけでなく、各団体からの企画で、どんどん新たな事業展開をしていったことです。障がい者の就労を支援する「しごとパートナー」を養成する講座を実施したり、企業向けに障がい者雇用のためのノウハウや補助制度の案内をするサイトを立ち上げるなど、たいへん画期的な取り組みを展開してきました。日野市商工会は、このシナジースキーム事業で、2年連続銀賞を受賞しています。
 「しごとパートナー」は、ジョブコーチのような役割もしますが、学校や企業などに人手が必要な時に、スポット的に入ることができて、施設の方とも顔の見える関係にあり、福祉人材バンクのようなもの、との説明がありました。「今後、団塊の世代が退職して、養成講座を受講したら『しごとパートナー』が増えて行くことを期待できるのではないか」「福祉施設で、(重機のようなものが必要な仕事以外で)できない仕事はない」と言い切る担当者の方々が、たいへん頼もしく見えたセミナーでした。
 この国立市においても、商業者と協力した障がい者就労支援が実現するよう、働きかけていきたいと思います。