線維筋痛症と「タクティール・ケア」

2009年11月13日 17時37分 | カテゴリー: 活動報告

現場に求められている“手当て”とは

 湿った土や樹の幹の潤い、葉っぱの色づきに、季節の到来を感じる、きょうは、そんな雨の一日でした。
11/11(水)、生活者ネットワークでは、「スウェーデン生まれの究極の癒し術」といわれる「タクティール・ケア」の講習会を開催しました。

 生活者ネットの阿部議員が、以前、議会でも提案したもので、介護や医療現場で多くの方に効果のある「認知症緩和ケア」の一つでもあります。

 仕事に忙殺され「癒し」とは無縁の日々を送っていますが、このときばかりは「時」が、ゆったりと流れ、講師の日本スウェーデン福祉研究所のインストラクターの高橋朋子さんの手の平から伝わる温もりが、私のカチンカチンの背中の緊張を緩めてくれるのを実感できました。
 このことを、多くの介護現場や医療現場で働く方々が体得できれば、大きな効果が期待できるのはないかと思いました。

(こんなところで、カミング・アウトも何ですが)実は、私は「線維筋痛症」という耳慣れない病気です。今から10ヶ月ほど前から症状が徐々に表れ、原因不明のまま病院を転々としました。親戚にも患者がいたので膠原病も疑い検査もしましたが、そうではありませんでした。線維筋痛症の原因は、まだすべて解明されてはいませんが、心と身体に対するストレスがきっかけになるといわれており、全身の強い痛みやこわばりが慢性的に起こります。全国には、約200万人の患者がいるとも聞いていますが、劇的な治療方法があるわけではなく、重症の場合には、鬱症状から自殺してしまうケースもあるそうです。幸い、私は、まだ軽症のようですが、定期的に虎ノ門の病院まで通院しなくてはなりません。
 世の中に、ストレスのない人などいませんが、それと、どううまく付き合うか、という問題なのでしょう。性格的なこともあり、すぐにこれを、どうこうできるものではありませんが、ここ最近は、つい免疫力の本などばかり買い求めてしまいます(笑)。

 そんな中で、前述のタクティール・ケアは、認知症だけでなく、さまざまな人の救いになるのではないかと思うのです。痛みに襲われたとき、少しでも和らげることができれば、どんなにいいでしょう!

 このタクティール・ケアは、医療や福祉の分野で働く人々に、早期に身につけていただきたい技術ではないでしょうか。「手かざし」や「手当て」という言葉から見ても、人の「手の平」は、人を癒し回復させる魔法の力を発するものなのかもしれないと思う今日この頃です。