前途多難な財政健全化の方策の現状

2009年9月18日 16時11分 | カテゴリー: 活動報告

最終本会議から見えるもの

 幾度、こんな茶番を繰り返せば、市民にとって「正しい政治」が実現するのでしょうか。
 国政は、いまようやく、新たなページを開いたところですが、国立市議会は、五里霧中です。
 2009年の国立市報1/20号では、それまでの3年間に、内部努力で5.9億円の収支改善を行ってきたものの、今後、約10億円の歳入不足が見込まれることから、財政健全化方策案が提示されました。これは、以前にも、このHPでご紹介した内容ですが、次世代への将来負担をできるだけ少なくするためには、私たち大人が、少しずつ負担することが必要なのです。もちろん、暮らし向きのひじょうに苦しい人たちには、あまり負担の行かないような配慮が必要ですので、それは保持しつつ、しくみの再編が必要でした。

 この9月議会では、国立市自転車安全利用促進条例の一部改正案や高齢者食事サービスや駅周辺まちづくり業務委託などを含む補正予算が提出され、争点となりました。
この自転車条例の改正の争点は、駐輪場の使用料の改定ですが、残念ながら与党議員からの「料金改定の諮問をされた審議会へ示された額が恣意的であった」という内容の発言が、野党議員の逆鱗に触れ、およそ7時間以上も空転しました。
委員会審議では、条例改正は一部の会派を除き可決でしたが、このことにより一転し、否決となってしまいました。
駐輪場の契約も控え、また2010年度の利用者への対応準備もあるため、今後の事務作業に混乱が予想されます。
 また、高齢者食事サービスについては、市民負担増の前に、事業者にもう少し頑張っていただけないかということで、協議をした結果、1食当たり100円を事業者に負担していただくというものでした。(市当局は、当初、利用者負担を考えていました)行政としては、社会状況から言っても、できればいずれに対しても「負担増」をお願いしにくいところでしょう。
実は、2007年10月に、議員は、行政評価の研修をしています。このとき、4グループに分かれて、まさにこの食事サービスについて議論したのですが、その結果、配送ルートや食材費・食事量の見直しなども指摘されていたのです。 
いずれにせよ、市民の貴重な税を使っての市政運営は、どのように公平さを担保するのか、たいへんな課題です。しくみを変えなければ、生み出せないお金ですから、必ずどこかに負担増が生じるものです。充分な情報公開と合意手法が望まれますが、残念ながら、「パーフェクトな市民合意」は、住民投票を行ったとしても、実現はしないものです。だからこそ、その周知には、最大のエネルギーを注ぐべきだろうと考えます。
 また、その一方で、議員の役割として、行政に「やれ!やれ!」とハッパをかけるだけでなく、襟を正し自らも情報公開に努めなくてはならない、と実感した最終本会議でした。