再び「まちづくり」は、暗礁へ

2009年6月26日 16時47分 | カテゴリー: 活動報告

何をめざすのか、わからぬ議会

 6/24(水)に開催された6月議会の最終本会議は、時間延長が認められず、「流会」となってしました。このような事態は、私が議員になってからは、初めてのことです。
 この議会での争点は、国立駅周辺まちづくりマネジメント委託料(コンサルの予算)の含まれている補正予算案でした。国立駅周辺基本計画(案)は、昨年の協議会の案を基に、国立市の案を作成しました。これは、6/28(日)から、まちかどオープンハウスで、市民の皆さんに公開され、説明会も連続で開催予定ですが、市民や議員の意見を聞いたうえで、12月には駅周辺基本計画として決定させる予定です。6月議会の建設環境委員会では、協議会案の時と同様、「全員協議会を開催すべき」との声があり、委員会報告はなされず、全員協議会まで、お預けとなってしまいました。日程は、すぐには決められませんので、当然、市民への説明よりも議会への報告は後になってしまいますが、どうして毎回、そういうことをしたがるのか、理解に苦しみます。
 補正予算のマネジメント委託料は、この計画実現のため、強力な『助っ人』となることが期待される(財団法人)都市づくりパブリックデザインセンター(UDC)にお願いを予定しているものです。UDCのかかわった宮崎県の日向市駅の事業は、ブルネル賞(世界の優れたデザインの鉄道や施設に授与される賞)を受賞しています。これまでJRや交通事業者等との交渉に苦慮してきた国立市にとっては、心強い味方となるものです。
 私は、まちづくりは今後の国立の活性化のために欠かせないものですので、かかる予算は「未来への投資である」と考えています。3月議会までの反応では、自民党新政会も同様であったと思います。しかし、今回の補正予算には、たいへん慎重な対応でした。
 共産党は「駅周辺まちづくりは財政負担が大きいので、(駅舎復元と図書館以外は)何もしなくていい」という考えで、予算には反対の立場です。公明党、明政会、つむぎの会は、都市計画道路3.4.10の延伸だけを主張し、こぶしの木は「まちづくりから、駅舎復元を除けば賛成」と主張しています。
 道路を造ることだけが、まちづくりではありません。市長は、3月議会でも述べたように12月に基本計画を策定したのち、都市計画道路3.4.10に着手する意志を示しています。「12月にやると決めているなら、今やっても同じではないか」「基本計画と3.4.10を切り離せ」という議員もいましたが、そういうものではありません。物事には、プロセスが大事です。こんな時代だからこそ「まちをデザインする」ことを真剣に考えなくてはならないときではないでしょうか。
 最終本会議では、自民党新政会が会派内の調整をつけたいとのことから暫時休憩になり、約2時間半、市長との間で話し合いが続けられました。
 与党第一党でありながら、予算否決の意志が固い共産党は、残念ながら頼りにはなりませんので、それ以外の与党(ネット、民主、社民・みどり)が、その対策にあたりました。話し合いが好転の兆しを見せた16時半頃、議長・副議長は、市長に再開を急ぐよう促し、市長は「時間延長を諮ってほしい」と伝えた直後、2人の公明党の議員が市長のところへ来て、監査委員の提案を迫り拘束したのです。市長は身動きが取れず、その結果で自民党新政会との間に不穏な空気が流れました。廊下では、議場に入る入らないですったもんだの挙句、時間延長を諮るために、議場にすべての議員が揃ったのは、時間切れになる17:00に、わずか2分残すのみ!
 しかし、審議延長を諮ったところ、賛成少数で認められず、「流会」となってしまいました。なんと、中立であるはずの副議長までが、時間延長に反対したのには、あきれてしまいました。反対した議員は、大事な補正予算を、何と考えているのでしょう。傍聴されていた市民を放っておいて、こんな終わり方は、あまりに無責任です。