城山南土地区画整理事業の未来

2009年5月15日 17時48分 | カテゴリー: 活動報告

期待する南部のまちのあり方

 5月14日(木)、国立市城山南土地区画整理事業設立総会が開催され、私も建設環境委員の一人として、出席しました。
 1995年からスタートした、この区画整理事業は、組合設立までに、実に14年が経過していました。
 私が、議員になったばかりのころ、初めに取り上げたのがこの区画整理についてでした。
 当時、組合のまとめ役をなさっていた会長の方は、すでに他界され、娘婿の方の代になっていますが、その当時の正副会長さんは、しっかりと国立市都市計画マスタープランに合致したまちづくりをご理解くださっていました。
 「区画整理」という手法は、スプロール化(無秩序な開発)を防ぐための最低限の方法に過ぎません。市民にとって、「価値ある」「理想的な」まちづくりには、その「価値」をどのように生かせるかが、大切であると考えます。
 むしろ、地権者の方にとっての“ほんとうの資産価値”を考えれば、都市計画マスタープランに謳われるカタチこそが、目指す方向です。
 区画整理という手法そのものを、否定するのではなく、より価値を高めるための手法を取れるはずなのに、「近視眼的」まちづくりに終始してしまうのは、総体的に、まちづくりを見る目が、培われてこなかったことに起因するのかもしれません。それは「お金」でしか、価値をはかれない時代が、ずうっと続いてきたからにほかなりません。
 子どもたちの未来に、価値をはかる基準が「お金」だけでは、決して幸せになれないことを、私たちは知っています。
それなのに、いま再び、「お金」に依存する現実は、あまりに悲しい「価値貧困」の風景です。
 その一方で、お金の「生きた使い方」として、本当に援助の必要な人にこそ!であることを、しっかりと子どもたちにも、伝えていきたいものです。
 「まちづくりのありよう」は、まさに、次代を担う子どもたちへの教科書であると思うのです。
 「お上」施策を「鵜呑み」にしない、国民ひとりひとりが検証する賢さが求められる現代は、生きにくい社会です。施策をチェックするのが、議員の役目ですが、国民ひとり一人の国政におけるチェックが、甘すぎるように思えてなりません。たぶん、多くの人が、同様の思いではないでしょうか…?
 詳細が決まらぬまま、エコポイント制度がスタートするようですが、こうした見切り発車のツケは、次世代への負担になりますから、慎重にしなくてはなりません。環境に配慮したまちづくりも、同様です。
 区画整理組合設立総会の来賓挨拶でも、市長は「自然を残す」ことを強調されていました。
 子どもたちの代に、何をどのように残せるのかを、真剣に市民の皆さまと議論をしなくてはならない時代に突入したのではないかと、考えているところです。