人が「人生を全うする」ということは

2009年5月8日 17時08分 | カテゴリー: 活動報告

理想的な人生のための施策

 昨年からの急激な景気の落ち込みも、このところの新型インフルエンザの報道に押され、就職難にあえぐ人々のことは、どこかに追いやられてしまったのでしょうか。
 報道の性格上、「人の噂も七十五日」。残念ながら、誰もが、そんなふうにしか現実をとらえていないとしたら、この国は滅びてしまうでしょう。
 たとえ、自分自身が、そういう立場に追い込まれていなくても、どんな状況になっているのかは、想像に難くありません。しかし、いろいろな理由をつけて、人(特に時の為政者)は、そこに蓋をしてしまいたがっているようにしか、私には映らないのです。定額給付金せよ、子育て応援基金にせよ、誰が見ても「一時しのぎ」です。
それでも、ないよりマシ。もっともっと、取り組んでほしい施策があっても、その国民の真の声は、贅沢な暮しをしている議員や官僚には、(届いているのかいないのか?)まったくピンとこないのでしょう。
ばらまきではない、暮らしに直結した施策を打ってこそ、国民のためになるのではないでしょうか。そんな中、苦しくても、「未来への希望」を持てないような政策であってはならないと思うのです。
 介護保険制度が導入され、この4月で9年目を迎えました。介護する人の二人に一人は60歳以上という時代に入って、制度欠陥が幾度となく指摘されてきたにもかかわらず、介護の現場では、厳しい現実に生きることがつらい日々を余儀なくされている人がいかに多いことか!「当事者本位に」は、よく聞くフレーズですが、本当にこれが、理解されているのかどうかは疑問です。(これを語る議員も含めて!)
 戦争も然り。戦禍にある人々を思えば、「国際平和のために」を大義名分に、海外に自衛隊を送ることを「解釈」で強行すること自体、真の「当事者」を思いやる心が欠如していることに気づかなくてはなりません。スポーツマンは「礼」を重んじると、よく言われますが、「礼」は他者を尊重することですから、「only国防」は矛盾だな〜と思うのです。
 介護の現場にある人々の声に真摯に応えること、就職難に苦しむ人々の声に向き合うこと、これはすべて「他者を思いやる心」があれば、よりよい施策が打てるはず!と思うのです。
 誰もが、その命の終わりに「いい人生だった」と思えるような、「他者を思いやる心」ある政策が求められている時代です。