天使のピアノとのひととき

2009年2月20日 17時13分 | カテゴリー: 活動報告

滝乃川学園チャペルコンサートの午後

 「立春なんて名ばかり!」と震えていたことがウソのように、ポカポカと日差しのやわらかなバレンタインデーの午後、滝乃川学園聖三一礼拝堂で、青柳いづみこさんによるチャペルコンサートが開催されました。
 ご存じのように、滝乃川学園は、日本最初の知的障害者のための施設です。創立者の石井亮一は、濃尾地震で罹災した孤児を何人か引き取りますが、その中に知的障害児がいたことを、きっかけに知的障害者の養育に身を投じることになります。
 天使のピアノは、石井亮一の妻、筆子の愛用の品でした。戦後、そのままにされていたピアノが、学園史研究会のメンバーにより発見され、1997年、現存する日本最古のアップライトピアノであることが鑑定されました。2年の歳月をかけて修復されたピアノは、いま、優しい音色で、私たちの心を癒してくれます。
 この日は、青柳いづみこさんが、昨年11月にリリースしたCD「天使のピアノ」を記念して開催されたコンサートで、「エリーゼのために」「トロイメライ」「月の光」などクラシックのほか、「崖の上のポニョ」や「さんぽ(となりのトトロ)」などが演奏されました。宮崎駿監督のアニメの挿入歌は、みんな一緒に合唱し、楽しいひとときでした。
 青柳いづみこさんのCD「天使のピアノ」は、以下のオフィシャルサイトから、購入できます。
http://ondine-i.net/
 滝乃川学園では、現在、本館の修復事業がすすめられていますが、3月にも完成する予定と聞いています。
 国立市では、2/1(日)「旧国立駅舎とまちづくり」と題し、公民館において白井裕泰氏(ものつくり大学教授、国立市文化財保護審議会委員)による講演会が開催しましたが、ここでも、本館修復に関する解説がされました。
旧国立駅舎は、解体前に市の文化財として登録されましたが、滝乃川学園本館は、国の登録文化財に登録され、保存修復事業募金を支える会が、募金活動をしてきました。どんなに価値のある建築物でも、人々の心ある行為がなければ、存続はかないません。
 財政難の今、何ひとつ進まない状況に、せつない思いですが、その文化的価値を忘れないよう、次世代へこの宝物を引き継げるように、何らかの手立てを考えていきたいものです。
修復事業の募金は、以下のサイトからアクセスできます。
http://takinogawagakuen.cocolog-nifty.com/homepage/2005/01/post.html