調布の水めぐり

2008年8月22日 16時10分 | カテゴリー: 活動報告

佐須用水から深大寺まで

 立秋を過ぎたとはいえ、まだまだ残暑の厳しい日が続きますが、そんな一日「多摩の地下水を守る会」のメンバーと調布の水めぐりに出かけました。
 この会は、8月24日に地下水シンポジウムを予定していますが、その前段として午前中に調布の水めぐりを企画しており、そのための実踏をする必要があったからです。
国領駅に集合した私たちは、甲州街道を横断し北上します。野川にかかる細田橋から住宅街を抜けていけば、水銀柱はウナギ登り、みんな汗びっしょり!しかし、こんもり樹木が茂った場所に入っただけで、確実に気温は3〜5℃下がります。佐須用水では、お散歩途中の犬が水浴びを楽しんでいました。調布市の市民農園では、農家から市が借り上げてお米づくりをしているそうですが、豊かな田園風景の彼方には、高層ビルものぞき「やはり、ここもか」と思わずにはいられませんでした。
 調布でも、用水は暗渠(あんきょ)にされてしまっている例が多く見られました。開渠の場所には、ミクリやアメリカザリガニも見られましたが、暗渠では、太陽光が届きません。しかし、そんな中でも、わずかに採光のためのくもりガラスを道路にはめ込んだ場所もありました。用水に生きる動植物への配慮です。
 調布市の野草園から、中央高速の下をくぐり、急な坂道を登り、神代農場へ行くと、ワサビ田がありました。
野草園にも神代農場の内側にも外側にも湧水はあり、手を浸けると、ヒンヤリとした感触に疲れが吹き飛びます。
 佐須用水の水は、神代植物園を含む三鷹通りの西側一角、深大寺五差路から中央高速に向う道路の南側が水源地と考えられているそうですが、舗装道路や大規模建築などにより地下の水みちは、影響を受けているとのことでした。国立を流れる府中用水も、昭和35年に水利権を得た当初は1.8t/秒あったそうですが、今では、1t/秒にも満たないと聞いていますので、飲料水としての問題だけではないと、危機感が募ります。
 滝のような汗と格闘しながら(笑)、ようよう深大寺に到着した一行は、一番挽きのお蕎麦を堪能し、水車を見学し帰路につきました。