北九州環境視察記

2008年7月25日 13時51分 | カテゴリー: 活動報告

タフでなくっちゃ!

 酷暑続きの7/17〜18、北九州へ、東京ネットのメンバーと「環境」をテーマにした視察に出かけました。
 初日は、太陽光発電付き賃貸マンションニューガイアを(株)芝浦特機の社長の新地さん自らのご案内で、最新のソーラーシステムのマンションを見せていただきました。一戸あたり10枚のソーラーパネルが割り当てられたこのマンションは、大人気。あっという間に入居者で埋まります。分譲では、建て替え時に入居者同意を得ることの難しさがあること、今や分譲マンションは人気がないことから、敢えて賃貸に絞ったとのことでした。家賃は他のマンションに比べて一割高ですが、光熱費は8割減ですから、結果的には入居者にとっては、大変お得です。1Kw25円で、電力会社が余った電力を買取ってくれるからです。この会社は、もともと設備会社でした。ですから、シンクなどの設備費は、他者がマネのできない安価で設置が可能なため、利用者ニーズに積極的なアプローチが可能だったのです。結果、年間3707本分の杉の木の吸収量に相当するCO2削減が可能となりました。05年には新エネ大賞経済産業大臣賞を受賞しています。
 2日目に伺った築城町循環型農業振興施策も、たいへん印象的でした。小倉からJRで南へ約1時間のこのまちは、06年に椎田町と築城町が合併して誕生しました。(人口21000人)家庭や学校から集めたし尿を原料に有機液肥製造施設で肥料を作り、町の職員自らが、田畑に撒いています。稲作・麦作・菜種・レタスの基肥・追肥などに年間1万t利用されています。ここで作られたお米「しゃんしゃん米・環」は、学校給食にも使われており、子どもたちの環境教育にもなっています。また、05年からスタートした菜種栽培にも即効性のあるこの液肥が活かされています。
 昔は、当たり前だったことも、下水道の普及により、私たちの周りでは、ほとんど体験することのない臭いがありますが、肥料散布の時の町民の反応を聞くと、始めたころには、苦情があったけれど、今では皆無だそうです。散布から30分から1時間ほどで臭いはしなくなるそうです。
 今回の視察では、2日間で5ヶ所を回るハード・スケジュールの上、連日30℃を越す暑さで、大変でしたが、得るものは大変多かったと思います。
 また、宿泊した門司では、旧駅舎を活用した門司港駅も見ることができました。大正3年に建築された九州最古の木造駅舎に降り立つ人々は、皆一様にレトロなその姿に感嘆の声をあげていました。全国で初めて国の重要文化財に指定された駅を見ていて、国立駅舎も1日も早く、その姿を再現させたいものだと思いました。