新国立駅デザイン説明会

2007年11月16日 14時07分 | カテゴリー: 活動報告

企業「JR」考

 今夜は、新国立駅デザイン説明会に参加してきましたが、誰もがガックリ肩落としての帰宅だったのではないでしょうか。
 高架となる新駅のデザインの検討は、2004年(H.16年)のまちづくり検討会の提案書にあるように「個性的で国立らしい駅」となるよう、JRとの交渉を重ねてきました。また、昨年度は、市も数多く説明会を開催し、市民の声を集めてJRへ要望をしてきましたが、今夜の説明会では、JRが相変わらずの「ガチガチ」体質から一歩も抜け出せずにいることが、再確認されただけでした。
 ホームの長さに合わせて(45mではなく)90mまでガラススクリーンを広げて欲しい、大学通りから風を取り入れられるようにして欲しい、まち並みに合うように兼松講堂のようなレンガ調タイルにして欲しい等、の要望に対し高飛車な回答に、だれもがあきれてしまいました。
 通風のため、ガラスを開閉式にすることはメンテナンスが大変であることなどを理由にできない。代わりに、ガラリ(ブラインド状の羽根板を平行に取り付けたもの)を設置することや、採光のために乳白色のプラスチック折板から透明のポリカーボネート折板にすることなどが、対案として示され、意見反映が可能な部分は、レンガの色を選択することくらいであるというのです。「ええ〜〜!?」←(ブーイングの嵐)
 21世紀における「まちの顔」とも言える「駅」に期待されるのは、いずこも代わり映えしないショッピングモールではないのです。JRは、有頂天でエキュート(10月に立川駅にもOPEN)建設を展開していますが、そんな個性のないまちづくりをしていては、いずれ利用者離れを起こすでしょう。使い捨てにされる商業者が気の毒です。国立は、誰もが指摘するように、国分寺や立川と同じような駅はふさわしくないのです。JRも、それは承知していながら、そこに「まちの個性」を吹き込むというポリシーがまるで感じられません。国立市が、これまで提案してきたものは、このまちをよく知る市民の声であることをJRは、真摯に受けとめるべきです。それが、これからのJRの発展にもつながるということに気がついて欲しいものです。
 一番あきれたのは、「新駅デザインの図面が、資料として市民に配布はできない」ということです。JRとの約束だからとの理由で!(その気になれば、過去のディティールに手を加えて、同様のものを作成することなどカンタンにできる人だっていると思いますが…)
 環境配慮型の駅に取り組むなど、市民ニーズを的確に捉える私鉄の企業哲学にこそ、JRは学ぶべきではないでしょうか。さもなければ、いずれ利用者に愛想尽かしされることでしょう。