駅舎保存問題のその裏側で

2006年7月28日 16時45分 | カテゴリー: 活動報告

ここからが正念場

 三度曳き家のための予算が否決に遭い、とうとう国立駅舎は本当に取り壊されてしまうのか、と心配されている市民の方は多いはずです。そしてまた、私もその一人です。
 6月議会の最終本会議において、議会が一致して東京都とJRに「存置方式(駅舎をそこに置いたままで工事をすること)を基本にすえた国立駅舎保存を強力にすすめる」という決議をしたことは、市民の方々からは、ひじょうにわかりにくくなってしまったことと思います。これまで、曳き家をすすめてきた市長をはじめ私たち与党は、あのとき実は「あらゆる方法で駅舎保存を」という決議案を準備していたのです。「JRの責任で存置で保存を」という野党案が出される予測があったためです。これまでの経過から考えてもJRは、決して積極的に「存置方式」を選択することをしなうだろうということ、まして「JRの責任で」ということもあり得ないだろうということもわかっていたからです。長時間の交渉の末、やむなく私たちは「あらゆる方法で」を「存置を基本に」にすることに譲り、替わりに野党案の「JRの責任で」を削除させたのでした。
 6月30日、議会はJRを呼び懇談会をしました。ここで議会は、あらためてJRに対して「存置方式」での工事を要望したものの、一蹴されています。野党の主張していた「JRの責任で存置案」が根拠のないものであり、現時点では不可能であることが明らかになりました。
 また、このときJRは「軽井沢方式(レプリカ)」での方法を提示してきました。文化財としての保存を目指してきた国立市にとって、この方法は受け入れにくいものです。軽井沢方式は、一部部材を使用するものの「保存」ではなく「新築」だからです。聞くところによれば、軽井沢駅を再築した際に使った部材は、わずかに‘カーテンボックス’だけだったとも。本日、私たちは、JRがどんなもくろみで、国立市にその手法を勧めようとしているのかを見極めるため、これから視察に行ってきます。詳細は、次号HPで、ご報告いたします。