生活が優先される道路を—緑川上部道路

2006年7月5日 15時46分 | カテゴリー: 活動報告

 6月29日、緑川上部道路築造のための懇談会が開催されました。これまで説明会という名称だったものが、ここにきて、ようやく懇談会と名が変わったのです。そもそも説明会という言葉の持つニュアンスから「一方通行」の感は拭えません。住民のための道路造りをするのに、はじめに計画ありきでは確かにおかしいでしょう。たとえ質疑応答はあるにせよ、それは行政サイドの考えを住民に知らせるための目的でしかなく住民意見を取り入れて造る姿勢は、そこには感じられません。今回、懇談会とようやく名前が変わったのには、理由があると考えます。これまで揉めて、なかなか形とならなかった道路形態が、甲州街道に出る一方通行というかたちで、やっと一応の合意をみた事で、警察との協議へと一歩コマを進めたこともあり、次は環境施設帯(植裁)などに関する意見収集など、大きな部分での変更はないという前提のもとの会だったからです。
 しかし説明会であっても、比較的、住民の意思は尊重されてきた会であったとは思います。なぜなら、土地利用をはかりたい道路推進派のいる中で、コミュニティ道路としての安全性を第一に訴える住民が多くいたことにより、抜け道として利用する車両を制限するために、甲州街道への一方通行を選択したのは、住民意思を尊重したにほかなりません。しかし、この晩の懇談会では、当局の思惑はおおいに外れ、道路建設の是否、そもそもここに道路は必要かの議論が再燃しました。
 思うに、道路築造など、私たちの生活環境に身近な問題は、徹底した住民との話し合いが大切で、予算化も、市民合意ができた時点でなされるべきです。住民の協力を得やすい関係づくりは、常に必要であることを痛感しました。