都市景観大賞受賞おめでとう!

2006年6月2日 17時19分 | カテゴリー: 活動報告

駅舎保存の追い風になるか

 今年度の都市景観大賞の「美しいまちなみ優秀賞」に、国立市大学通り沿道地区が選ばれました。
 この賞は、地方公共団体と市民等が協力し、街路や公園等の公共空間と建築物等による民有空間を一体とした美しいまちなみが整備されていることや、まちなみの維持・保全に係るNPO等のまちづくり組織があり、適切に管理・運営されてることを要件に、優れた事例を表彰するものです。
「景観の日」の6月1日、表彰式が砂防会館で行われましたが、折しも、この6月議会では国立駅舎保存のための曳き家予算が、三度提案されます。9月、12月と二度否決され、その後「存置方式」での保存の道を模索してきましたが、結局JRは、当初からの姿勢を崩さず、工事計画の見直しは行わないこと、つまり、工事ヤードとしての現駅舎のあるスペースは空ける事を、国立市に求め、どうしても保存したいのなら再度議会へ「曳き家」を提案するよう言ってきたのです。
 これ以上の工期延長は認められないことから、これが本当に最後のチャンスになるでしょう。
 市民の中には、財政が厳しいのだから、費用のかかる曳き家は止めるべきとの声もありますが、全解体保存より費用はかからないのです。何より、全解体保存では、国の登録文化財には指定できません。国の登録文化財に指定すれば、維持保存にかかる費用の2分の1を国に負担してもらうことができますし、また修理の費用も低利で受けられるなど、優遇措置が用意されています。「文化財としての価値を認めない」と叫ぶ議員もいますが、すでに、文化庁では書類の整うのを待つばかりの状態となっています。また、この期に至ってもなお、「JRの責任で保存させろ」と言い募るのは、まったく現状を理解していないとしか言いようがありません。
 このたび受賞した景観大賞「美しいまちなみ優秀賞」は、当然のことながら国立駅舎がその中心にあるからこそ与えられた賞です。多くの人に愛され、そして長年の人々の努力によって、今の大学通りの美しさが守られてきたことへの評価が、今回の受賞へとつながったのだと思います。せっかくいただいた賞を無にしないよう、このことを多くの人に伝えていきたいと思います。