浅野史郎氏健在

2006年2月3日 16時43分 | カテゴリー: 活動報告

「ほんものの民主主義」へ市民意識を喚起

 1月31日、東京ネット恒例の「新春の集い」が、中野サンプラザで開催されました。
今回の講演は、元宮城県知事の浅野史郎さんでした。浅野さんは、中央の役人の出身ですが、知事を3期務めた後、潔く身を引き今は宮城県社会福祉協議会会長を務めていらっしゃいます。「権力は長くなれば、陳腐化する」という浅野さん。まさに生活者ネットワークのローテーションに通じるものがあります。(そうそう、我が市議会にも、議員が特権階級だと勘違いしている議員がおりましたっけ!)浅野さんは、「かっこよく惜しまれて辞めたい」と照れながらおっしゃいましたが、どんな職業においても、これは理想なのかもしれません。
 市民ひとりひとりが、政治にかかわることを理想とする私たちにとっては、「お任せ」ではなく積極的に政治にかかわろうとする市民をどうやって増やしていくのかが、最大の課題です。「お任せ」から「ほんもの」になるためには、徹底的な情報公開が必要、だからカウンター越しの「お寿司屋さん」のあり方が組織を救うのだというお話しは、とても印象深いものでした。
お寿司屋さんは、「お客さんに見えるところで料理しますから、隠し事はできない」つまり、「常に市民には、情報をさらしておく」ということでしょう。また、手術室の公開をすることで、緊張感によってミスを減らすことができた病院の例も出されました。これは、相当に勇気の要ることです。
 そろそろ、予算編成の時期ですが、今こそ国立の財政状況がどのようになっているのか、すべて市民の前にさらして、ともに解決策を探る努力をすべきではないでしょうか。そんなことを考えながらお話をうかがっていました。そしてまた、多くの人に関心を持ってもらうための工夫が大事であることも、改めて考えさせられました。  例えば、パンフレットの類は、作っただけではだめ。何部作成し、1部当たりコストはいくらなのかも、そこに書いてあれば、市民が問題意識をもつきっかけになるというのです。市民にいかに「意識」してもらうか、これが、行革のキーなるのだと確信しました。浅野さんは、ユーモアのセンスも一品ですが、政策だけでなく細かいところに気配りのできる人柄が魅力です。県民に強く支持を受けた理由がわかったような気がしました。