南部地域の未来を考えよう

2005年11月4日 17時21分 | カテゴリー: 活動報告

また、産廃施設が!

 のどかな田園風景の残る貴重な地域の谷保・青柳・泉地区は、市民にとって大きな財産です。ここは、国立市都市計画マスタープランの中にも、「豊かな自然・歴史ある文化とともに発展するまち」をめざすことが謳われています。しかし、都市計画上、この地域のおよそ半分は準工業地域になっており、住民にとってはあまり有難くない産廃施設などの工場もある場所です。ここに、また、この11月、新たに産業廃棄物処理施設ができる予定です。すでにこの泉地区には、産廃施設がいくつかあり、環境悪化が懸念されます。今回の施設は、食品廃棄物を高速発酵処理するリサイクル工場だとの事ですが、来春からは、プラスチック製容器包装のリサイクルもすると
いうのです。ところが、市への届出が「食品加工工場」でしか出されていませんでした。
 産業廃棄物処理施設の許認可は、東京都の管轄のため、市には、ほとんど権限がありません。法に詳しい業者は、あの手この手で、認可の下りやすい方法を考えるようです。先ごろ、住民説明会が開催されたと聞きましたが、参加者は10名ほど、近隣住民の中には、全く情報が来ていない人も多くいました。「今更、反対してもできてしまうなら仕方ない」とか「どうせ準工だから」という声もありますが、環境に配慮してもらわなければ困ります。市民の健康のためだけでなく、自然環境の保全のためにも、行政はしっかり監督する義務があります。
 大きな権限を持たぬ地方自治体が、こうした事業者を相手に指導することは、至難ではありますが、多くの市民が関心を持ち、声をあげていくことで事業者の対応は変わります。私たちも、情報は可能な限り、広く知らせていきたいと考えています。
 そしてまた、都市マスの具現化のため、この南の地域のまちづくりについて、市民の皆さんと考えていかなくてはなりません。「開発」という言葉がよく使われますが、果たしてどれだけの人々が、「開発」を望むのでしょうか。
道路が、どんどんできるのが開発?工場が林立するのが開発?私たちは、今一度立ち止まって「開発」の意味を問い直さねばならない時期に来ているのではないでしょうか。