憲法改正は“国民投票”でしか決まらない

2005年1月14日 16時33分 | カテゴリー: 活動報告

「真っ当な国民投票のルール」市民案できる

 暮れまでの暖冬はどこへやら、今週末は大学入試センター試験があるというのに、天気予報では雪のようです。
また、昨年夏の猛暑の影響で、この春の花粉の飛散は過去最多が予想されており、アレルギーを持つ人にとっては、更なる受難のシーズンを迎えることになります。

 さて、こうした自然環境の受難だけでなく、私たちは今、もう一つ危機を迎えようとしています。戦後58年守られてきた平和憲法を変えてしまおうという動きが出てきているのです。アメリカの傀儡でつくられた憲法だから変えるのだという論を唱える人もいますが、大切なのは、どのようにしてつくられたのかよりも、この憲法があったからこそ、日本の平和が維持できてきたという「事実」ではないでしょうか。改憲論者たちは、「環境権」や「プライバシー権」を憲法に入れこむためにも、憲法改正が必要なのだと言いますが、それは表向きのポーズであって、本音は『第9条の改正』にあります。憲法改正には、国民投票(憲法第96条)が必要です。しかし、この国民投票をするための法律が、まだありません。護憲の人たちは、「この国民投票そのものをさせてはならない」と考えていますが、もうそんな悠長なことを言っている場合ではありません。憲法の改正は、衆参両議院の総議員の3分の2以上で発議、これを国民に提案し、承認が必要です。これが国民投票です。問題は、その国民投票の『実施方法』にあります。本気で改憲をしようと一部の政治家たちが、いま着々とその準備をしているのです。私たちは、正しいルールで国民投票を行なうべきだと考えています。「環境権」と「戦争放棄」を抱き合わせにして同時に問うような方式をとることは、フェアではありません。改憲派が、国民を騙し討ちするような国民投票法をつくらないように、私たち自身が、しっかり監視しなければなりません。
 私たちは、たくさんの有識者とともに“市民による真っ当な国民投票のルールづくり”に取り組み、このほど、市民案が出来上がりました。現在、HPで呼びかけ人を募り、これをもって国会議員への働きかけを行なっていく予定です。どうぞ、「真っ当な国民投票のルールを作る会」のホームページにアクセスして、市民案の内容をご覧下さい。(http://www.geocities.jp/kokumintohyo/)
 今後の流れは、随時そのHPでお知らせしていきますが、早ければ4月までには国会法を改正し、国民投票法を待たずして、その賛否の問い方が決まってしまうことになると思われます。

 憲法第9条は「武力による平和など、ありえない」ということを、全世界へと発信してきました。そのことは、私たちの誇りであり、忘れてはならないことです。