憲法について考える

2004年12月3日 14時34分 | カテゴリー: 活動報告

その言わんとするところ

 温暖化した地球は、ますます加速度を強めているようですが、昨日やっと、初霜がおりました。新潟中越地震に続いて北海道の旭川でも大きな地震があり、傲慢な人間への警告にしようと、何かわからない偉大なる力が、はたらいているのかもしれません。(という私には、何ひとつ信仰はないのですが)
 そんな警告を、発せられても当然と思えることに、「イラク米軍1万2000人増強し、15万人に」という記事を発見し、また、ため息をついています。
 先日、他市で行なわれた小森陽一さん(東大教授、「9条の会」事務局長)の講演会「憲法について考える」に参加しました。小森さんの講演は、すでに何度も聞いていますが、今回は、憲法の意味についてていねいに解説してくださいました。
自衛隊は国民を守るものではなく、「国土」を守るためのものだ、ということや、「憲法擁護の義務(第99条)」とは、私たち国民に課せられたものではなく、国家権力が暴走しないように歯止めとしてかけられたもの、というのは、すでに皆さんご承知のことです。
小森さんは、第9条について「扇の要のようなもの」とおっしゃいます。改憲派が望むように第9条を変えてしまうと、憲法全体に影響するのだといいます。まず、前文です。ここに「〜政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し〜」とあるのは、憲法を貫く基本的な考えかた、を示しています。9条を変えることで、他のところに波及することに私たちは、もっと敏感にならなくてはなりません。
ましてや、憲法の精神ともいえる前文を変えてしまうことなど、あってはならないことです。そして、第13条でいうところの「公共の福祉」とは、9条があることによって「平和」こそが、公共の福祉なのだというのです。
 そして、最大のポイントは、憲法第9条第1項の後半は、国連憲章と同じだということです。
戦争放棄は、他の国に対するアピールであり、「一国平和主義」ではなく、全世界の平和を望み、そのためのお手本となろうということなのです。
 かたいお話ではなく、やさしい言葉で、小学生に向けに書かれた憲法の本とその解説あたるものとが、出されています。童話屋から出版されている、「日本国憲法」と
「あたらしい憲法のはなし」です。ぜひ一度ご覧いただきたい本です。購入なさりたい方は、国立・生活者ネットワークの事務所にあります(一冊300円)。
これ以上、この美しい星を戦争によって破壊してはならない、と強く強く願うのは、皆さんも同様でしょう。
(バックナンバー2月27日「こころのノート」参照)