夢の循環型社会

2004年9月24日 17時33分 | カテゴリー: 活動報告

ゴットランドのゼロ・エミッションに学ぶ

 先日、スウェーデン大使館で開催されたエコインサイトとワンワールド国際環境ビジネスネットワークの主催する「サスティナブル・スウェーデンセミナー」に参加しました。知人の紹介で、何だかおもしろそうなので、参加申し込みをしたのですが、すごい人気で、100名定員のところ、キャンセル待ちも出たそうです。

 皆さんは、「地球サミット」をご存知でしょうか?
1992年、リオ(ブラジル)で開催された第2回の時、持続可能な社会をつくるためのガイドラインとして「アジェンダ21」が、作成されました。
アジェンダ21を持ち帰った時から、スウェーデンは、その教育者を養成して全国へ派遣しました。国を挙げての持続可能な社会づくりへの取り組みがスタートしたのです。「ナチュラル・ステップ」を各学校と家庭に配布しました。ここには、人間が自然環境の循環の一部になること、自然に返すこと、それ以上に摂らない(採らない、捕らない)ことなどが、示されています。オイルショックの時、必死で石油集めに奔走するアメリカとは対照的にスウェーデンは、『石油に頼らない国』をめざしたのです。1970年には90%だった石油への依存は、2000年には10%にしたと聞き、びっくりしました。

 ゴットランドは、バルト海に浮かぶ農業と観光が主の世界遺産に指定された美しい島です。1972年、エコ自治体となり、取り組みが始まりました。水処理は生物的処理を、燃料はおがくずのペレットで、空港から市内へ向かう交通は風力の電車、ドイツやフランスの余剰ワインを輸入し、これをエネルギーとして走る車、郵便配達の8割は電気自動車、残飯から発生するバイオガスで走る車、携帯電話やフロッピーディスクは、土に還るようにトウモロコシで作られている・・・などなど、その取り組みの多様さには、脱帽です!「ゴットランドの病院で使っているコンポストは、日本製ですよ」と話す環境コンサルタントのペオ・エクベリさんの言葉に、恥ずかしい気持ちになったのは、私だけではなかったのではないでしょうか。どんなに優れたエコ商品を作っても、どんどん使わなければ意味がありません。

 ゴットランドのヒット商品は「にんじんマフィン」です。これは、廃棄されていた規格外のにんじんで作られ、今では全世界で販売されています。原材料を運んでくるトラックは、帰りには製品を載せて出荷をします。
 現在は、エネルギーになるヘンプの栽培に力を入れているようです。硬プラスチックの材料にもなるのだとか。
 私たちも、未来の地球のために、これまで以上に真剣に、持続可能な社会をめざす取り組みをしなくては!と決意を新たにしました。