凶器な便利

2004年8月6日 18時17分 | カテゴリー: 活動報告

電磁波から身を守ろう

 決して誤植ではありません。今回のタイトルは「凶器な便利」です。「電磁波」とは何か、ほとんどの方は、おぼろげながら、電波と磁気に関係ある何やら得体の知れない目に見えない線なのかな…といった程度の認識でしょうか。かく言う私も以前はそのレベルの理解でした。
 最近では、どこの家庭でも電子レンジがあり、相当の数に上る人が携帯電話を所持しています。私も利用していますが、うっかり忘れたり、故障したりするとすごく不自由し、いかに自分が便利な生活に毒されてしまったかを思い知る瞬間です。
先日、「暮らしの中の電磁波から子どもを守る」という学習会に参加しました。こつこつと市内を歩き、手づくりの基地局マップにその数を記したものを見せられて唖然としました。国立市内にも、私たちの知らぬ間に、そこここに携帯電話の基地局(アンテナ)が立っていました。電波状況が悪いと電話が通じなくなるので、アンテナがないと困るということもありますが、これと、健康(あるいは命)を引き換えにするのかといえば、複雑な心境になります。食品添加物、農薬、紫外線、放射能、私たちに害を及ぼす可能性のあるものをあげれば、きりがないでしょう。しかし、子どもたちの健康を考えたら、そういったものを、なるべく遠ざけた生活を心がけたいと思います。特に赤ちゃんの脳は、大人に比べて、とても柔らかいし、温かいので電磁波の影響を受けやすいといわれます。高圧送電鉄塔の近くでは、白血病の発症率が高いと発表されてから、すでに40年以上もたちますが、だからといって鉄塔が、民家や学校のそばから撤去されたなどという話はいまだ聞きません。いかに、人間は、目に見えぬ無味無臭のものには鈍感かということでしょう。私の家のテレビは、かなりポンコツで、スピーカーから、素直に音声が出なくなって、数ヶ月経ちます。別売のスピーカーをつなげて、音声を確保するのですが、アダプターの差込口が壊れているので、接触が悪く、正常に音声が出ているな、と喜んでいるのも束の間、うっかり蛍光灯をつけたり、携帯の充電をしようとプラグを差し込んだりすると、突然「ブーーーン!」とハウリングを起こすのです。そんな時、今まで全く感じたことのない「電磁波」の存在を実感させられるのです。
国立市では、5月に国立市まちづくり条例検討委員会が答申を出し、9月議会に「まちづくり条例」がかけられる予定ですが、この中の開発協議の章に、携帯電話の中継施設等の開設については市長の定めるところにより、さまざまな義務が課せられました。そして当然、事業者は、対象周辺地域に対し、充分な説明責任があると思います。快適な生活を享受してきた私たちが使っている便利な道具は、“凶器”でもあるのだという意識を常に持ち続けていなければなりません。夏休みの間に、子どもたちといま一度、この凶器にもなりうる便利なマシーンとの付き合い方について、語り合いたいと思っています。