福岡〜山口 視察報告1

2004年7月9日 18時01分 | カテゴリー: 活動報告

節水条例と屋上緑化

 大型台風の過ぎ去った、不快指数ピークの福岡、山口を訪れたのは、6月議会終了直後でした。これから、2回にわたって、視察の報告をしたいと思います。
 6月24日、福岡市役所「節水推進条例」「再生水利用下水道事業に関する条例」について概略をお聞きしました。
 福岡には、2級河川と中小の河川しかなく、1975年には、大渇水に見舞われ、水に恵まれない土地です。さまざまな取り組みを経て、節水型都市づくりを推進するために、2003年12月から「福岡市節水推進条例」が施行されました。条例の主な特徴は、市民、事業者、市の責務を定めています。節水対象の大型建築物を建築する場合は、建築主は雑用水道を設置しなければなりません。また市は、漏水防止、排水調節、節水意識の啓発、節水方法や水利用等水源に関する情報の提供、渇水対策時の節水協力要請等を行います。水源地域や流域との連携で水源(河川、地下水)の涵養、下水処理水の利用をすることで、健全な水循環を図っています。
 これに合わせて、再生水についても利用手続きや料金を明確にするために「福岡市再生水道水利用下水道事業に関する条例」も施行されました。また、博多駅周辺の地区では、従来の合流式下水道システムから、分流化を図りました。合流式というのは、雨水も汚水も同じ管で流すものです。(国立市の下水道は、合流式)合流管の能力不足で、地下に雨水がしみこみにくくなり浸水被害が出たりしたので、博多駅周辺だけは分流式にしたのです。
 こうした取り組みの結果、1人あたり1日、80リットルの節水になっているそうです。
 その後、「アクロス福岡」の屋上緑化を見に行きました。ここは、県と一般企業がオーナーの公民複合施設です。シンフォニーホールやたくさんのテナントが入っていますが、目玉は、ステップガーデンと呼ばれる屋上緑化です。全部で76種類もの植物が、アクアソイル工法で、たった50センチの深さの土でも、根の成長をある程度コントロールし、生き生きとさせることができます。また、雨水をためておいて、植込地や池へ流れるシステムなどを取り入れています。風対策にもヒートアイランド化対策にも役立っているとのことでした。国立とは、自治体規模も全く違う大きな都市ですから、そっくり同じことはむずかしいとしても、使えるヒントはたくさんあったと思います。これからの施策に是非生かしていきたいと思いました。