平和を求めて

2004年2月13日 17時23分 | カテゴリー: 活動報告

ふたたび、イラクのこと

 2月8日(日)、くにたち市民・学生の実行委員会の主催の自衛隊のイラク派遣反対集会に参加しました。
 この日の講師は、「平和新聞」編集長であり、日本平和委員会常任理事の布施祐仁さんと、ATTAC-Japan 一橋大学社会学研究科博士課程の大屋定晴さんのお二人でした。昨年暮から新年にかけて、イラクを訪問した布施さんは、イラクでの様子を映像を使って紹介されました。
布施さんによれば、アメリカ軍がイラクを占領して8ヶ月にもなるのに、バグダット市内は、市民生活に必要な分野でさえ、ほとんど「復興」がなされていないことや、イラク人のほとんどは、日本の自衛隊が、インフラの整備をし、雇用してくれるものと誤解しているというのです。
 また、1/16〜21にインドのムンバイで開催された第4回世界社会フォーラムに参加された大屋さんからは、参加者から多くの反戦のメッセージやパフォーマンスがあったとの報告がありました。もともと、この世界社会フォーラムは、市場原理優先のグローバル化に異議を唱え、オルタナティブ(代替的)な社会をめざし、その方向性を探る世界会議です。第2回(2002年)のフォーラムから、アジアを中心とした反戦のムーブメントが合流し、今回はおよそ12万人が参加したといいます。
 私たちは、テレビや新聞から、様々な情報を得ることができます。しかし、その中から何が真実か、何をなすべきか、それぞれが選択しなければなりません。イラクの人々が自衛隊を歓迎しているテレビ映像からは、イラク人の心の中までうかがい知ることはできません。だからこそ、私たちは、もっとアンテナを高くはらなければならないし、もっともらしくメディアに登場し偽善者ぶって「国際貢献だ」「イラク復興だ」と唱える政治家の嘘を見抜かなければなりません。石油埋蔵量世界第2位のイラクで、買うために行列するほどガソリンが不足している現実の裏で、バスラからサマワに向かう幹線道路では、米軍の装甲車に守られたタンクローリーの列が延々と続いているという布施さん。いったい誰が美味しい思いをしているのかは、おわかりでしょう。
 ある女性が私に言いました。「でも今、イラクで困っている人たちがいっぱいいるのだから、自衛隊が助けにいかなきゃ。目の前に困っている人がいたら助けるでしょう?」イラク戦争で使用された劣化ウランは800〜2000トン。本当にイラクを助けたいのなら、自衛隊ではなく、医療支援こそが必要なのではないでしょうか。
 前回のホームページで、私は「大きなエゴ」を勧めました。わが子だけが良くても、幸せにはなれないと。
これは、日本に限ったことではありません。これからの時代は、世界中の人々が幸せになれるようにしていくことが、真のグローバル化だと思うのです。
 空爆が開始されたのは、昨年の3/20。ちょうど1年後の3月20日に「反戦」を訴え、世界同時行動が呼びかけられています。ひとりひとりが、もう一度、「幸せになるために何が必要か」を考えてみてほしいのです。