フロンティアスクールについて

2003年12月12日 14時28分 | カテゴリー: 活動報告

12月議会の一般質問から PartⅡ

 私は、12月議会の一般質問で、国立市第5小学校のフロンティアスクール事業について取り上げました。2002年度から3年間ということで、この学校が、指定に名乗りをあげたのです。これは、文科省と都の連携で、子どもたちの学力の向上を目的とし、実施されているものです。私は、導入はどのように決められたのか、保護者への説明会はきちんとなされたのかを質問しました。
学校長が実施に手を挙げ、教育長が認めたことで導入が決まり、保護者説明会は、なされたというものの、私が保護者の方に聞いたところ、導入の前には相談はなく、説明会は、平日の午後1回きり、資料も配布されず1時間きっかりで終了というものだったそうです。
 テストをして、子どもたちが自分でクラスを決めるという方式ではあるけれど、上から順に、どんどんコース、着々コース、じっくりコース(着々は2クラス)の4クラスに分けられる習熟度別クラスです。実際に参観した方の感想では、上のクラスのどんどんコースの子どもたちは少人数でいきいきとしているけれど、真ん中の着々コースの子どもたちには、覇気がなかったとか。保護者からは、「子どもたちは、データをとるための実験台?」「成績のいい子のためにやっているの?」いう意見も聞いています。当然、予測されることですが、習熟度別にすることで、子どもたちの中に新たな差別意識が生まれます。学習が得意な子、そうでない子、子どもにも、さまざま個性があります。そんな中、子ども同士が教え合うことで学び、思いやりや助け合うことを学んでいくはずです。私は、「学力向上フロンティアスクール事業実施要綱」には、「習熟度別」という言葉が使われていないことを挙げ、この事業が、「児童生徒一人一人の実態に応じたきめ細かな指導の方法としての選択肢の一つであること」を確認し、習熟度ではない方法を工夫するよう、うったえました。
「開かれた学校づくり」という言葉は、だいぶ浸透してきたと思いますが、果たして、現実にはどうでしょうか。いま、様々な場面で、校長先生の判断能力が問われていると思います。このフロンティアスクールの導入もそうですが、学校運営そのものに対する考え方が、いまだに旧態依然としており、PTAの配布物や活動に制限を加えるような校長もいると聞くと、学校が本当に〝開かれる″日は、訪れるのだろうかと思ってしまうのです。